2021年4月からスタートしたWAKUスケ。
ついに最終回を迎えることになりました。
最初の1年余りはとても不便だけど景観がスバラシイ沢井で屋外レッスンでした。
会場の貸主のトラブルがらみもあり。
理想に描いた形のレッスンにはならなくて、1年で撤退。
生徒さんが営業するカフェの営業時間外にお部屋をお借りすることができて救われました。
単発参加を含めると、この約4年間で何十人もの方に水彩画の面白さをお伝えしてきたのですが。
最初の2年はいろんなタイプの方に対応しながらの手探り状態。
私自身が楽しむ余裕はずっとなくて。
3年目は気ごころを知る生徒さんのおかげもあって楽しめたように思います。
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2024年秋頃から、レッスンを続けていく自信がなくなってしまい。
準備に時間や手間をかけても、付きっ切りで生徒さんをアドバイスし、盛り立てて1作品完成に導いても。
一時の喜びを与えられても、先の目標や期待が見えない。
生徒さんたちを一人で絵を描けるようにさせられていない。
そして明確な目標を持たない人を上達するよう教えるのは困難だと。
この事実が私のモチベーションを萎えさせました。
気づけば絵を教えるエネルギーはもう残っておらず、満身創痍。
レッスン前はキモチが落ちるのが常になりました。
「どこまで続ければいいんだろう?」
年末に2025年は月2回のレッスンを1回に。
来年は残り半年でWAKUスケを終了すると宣言しました。
6回で伝えうること伝えるべきことを全て伝えてやめようと。
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最終回は集大成でもあるので。
少し難しいけれどストーリー性のあるモチーフにしました。
いつもの安いスケッチブックではなく、高品質の水彩画用紙に描いていただくことに。
今まで教えた技をもってすれば、レギュラーの生徒さんたちなら描けるはずと。
仕上げた作品は、私のプレゼントでもある大きめの額にセットしてもらう。
途中のアクシデントに心折れそうになりながらも、大人の対応で乗り切った。
マジメすぎる私には人に教える力量などないのだと確信したのでした。
良くも悪くも私の人生途上、とても貴重な体験となったことに感謝します。
ありがとうございました。







心が乱れているならムリして描かない方が良いが、最後のレッスンなので気持ちを切り替えて頑張ってもらった。


やり遂げた感でいっぱい。もう二度と人に絵を教えないだろうと確信した日。
