3/10(月)WAKUWAKUスケッチ

今年3回目のグループレッスンは同じメンツなので前回の応用編。

モチーフは(季節感を無視した)野菜ですが、若干パースがついている構図に。
今回も筆にたっぷり絵具を含ませ(最初のうちは水を多めにした薄い絵具)
線ではなく面でカタチ取り。

どうしてもモチーフの輪郭を線でなぞりがちですが、左から塗り始めたらそのまま左から右へ埋めていく感じ。
カタチの修正はあとでいくらでもできるので、とにかくどんどん白紙部分を埋めていきます。
これがスピードアップにつながります。

色を重ねる度に水分を減らして色を濃く乗せるのもポイント。
隣の色味の映り込みや影のグラデーションなど、細かい観察が必要です。

モチーフの色味的には緑と黄色のみなで、割と早く進むので、背景も手掛けることに。
紙のしわの影だけを描き込んでぼんやり表現。

「むずかしい~」と口々。

でも仕上がって遠めに観たら・・・

「あれ、結構離れて見ればいいね!」

絵画とはそういうものなので。
時々席から離れて自分の作品を観ながら制作してと常々お伝えしてるんですが。
お姉さんたち、なかなかおっくうなようですね(笑)。

次回からは折り返し。
集大成に向けてまた異なるジャンルのモチーフにチャレンジしてもらおうと考えています。

20分ほど遅れてご参加ののりさん。駆け足で2人に追いつく。
3人のペースが並んだので、改めて一斉スタート。
やまさん、まさかの大失敗!スケッチブックの裏に描くの巻。1枚裏に描いて描き直したのにまた裏!?裏はツルツルで絵具がしみ込まないので色んな困ったことが起きる、という貴重な体験をしてもらった(笑)裏の割にはそこそこよく描けたけど。「もう、絶対間違えない!!」とご本人。
忙しくてお疲れ気味なのか不機嫌なのりさん。ブツブツ言いながらも手を動かして最終的にはこのクオリティ。偶然だと思うが、左側に空間を作った構図が秀逸。質感や量感、斑点、パースも正確に描けてステキな仕上がりに。
「今日はつまらなくてどうしようと思ったけど良かったー!」
実は黄色のズッキーニがイイ。自然な丸みと遠近感がよく表現できている。いつも色が薄めのレミさんだが、今回はよく乗せられたので、斑点の白抜きもしっかり抜けている。もう少し量感があると美味しそうに見える。薄いベールを被せる技術に一同感動。(何度も教えてるはずなのにみんな忘れてる(泣)