11/20(日)WAKUWAKUスケッチ

秋も深まった11月下旬。

今回のモチーフは引き続き「秋が魅せてくれるステキな落とし物」シリーズ。

前回落葉を描いていただいたやまさんとレミさんには更に冬を感じさせる枯れ枝・枯葉・木の実などのモチーフ。

ひろみさんにはカラフルな落葉を描いていただきました。

外はシトシト冷たい雨。ぽかぽかの室内でじっくり作品作りに向き合う時間。こんな機会が少なくなっているから大切に。
モデル写真を自由に構成して。森の静寂を感じる作品に。
失敗もうまくリカバー。特に枝がよく描けている。
動きや立体感を感じるそれぞれのモチーフ間の距離感もイイ♪
モデル写真から好きなモチーフを選んで構成、それぞれの葉っぱの特徴を丁寧に追いかけた。最後に入れた柔らかな影の効果でふわっと舞い落ちた感が◎サインは縦長にしてキマリ♪

細部のディテールは全体的に色が乗ってから。例えば葉っぱのギザギザしたフォルムなどは、ボールペンではほとんど描きません。

ボールペンは後追いでいくらでも強調できるので、デッサン時には極力弱め+少な目に。影になっている部分や重なっている部分のみ強めの線にします。

モチーフが多いと全体的に進めないと、気後れしてしまうもの。同じ色味を感じるものは同時に彩色するのがポイント。細部はSサイズの筆も併用しながら丁寧に追いかけてもらいました。

やまさんのような紙面に収まる構図は「静物画」。レミさんのはみ出す構図は風景の一部を切り取ったような風景画寄りの作風に。クリスマスに飾りたい✨「少し描き足りない。もう少し時間が欲しい」とご本人。
みんなの作品を並べてのアドバイスタイム。
いくら私のサンプルがあっても、私が口や手を出したとしても、私の画風に似ることはなく、それぞれの個性が強く出ている。
不思議なんだけど、そこが教える方としても楽しい部分♪
これが約1年前のお三方の作品。実際この時もステキな仕上がりをすごく褒めた気がするけど(笑)
今回の作品と比較すると、全体的に色味が薄く、構図も閉じこもり気味。なにより稚拙な構図力&表現力だったことがよくわかる。

今回ご参加のみなさんは昨年も秋のモチーフを描いているので、新旧比較してみると・・・やっぱり笑っちゃうくらいの変化が。

スバラシイ進化をみんなで確認すると、喜びや満足感はもちろんのこと、もっとこう描けたらという反省や欲求も生まれてくるのがセンセイ冥利に尽きます。

以前はあまり考えもせず、控えめに入れていたサインも今では「絵の一部」としての意識も高く、こだわっているみなさん。

「あと数ミリ下が良かったなあ」とそれぞれ反省してるのを聞いて、うれしく思いました。

今年のレッスンも残すところあと2回。

次回は「新年に飾る絵」をテーマに制作いただく予定です✨