参加に先立ち、少し不安や迷いがある方へ

WAKUWAKUスケッチの目標

“個性”を知り”描く”を楽しむ

「描き方」を知らないだけ

「絵を観るのは好きだけど、描くのは全然・・」という方にお教室をやっているとお話しすると「絵なんて小学校の時以来描いたことないから」「ムリムリ!絵の才能なんて全然ないんで」という答えが返ってくることが多々あります。
そんな時私は「絵が描けない人はいないと思いますよ」と答えています。完全否定の方は、おそらく以前の悪しき記憶が「自分は描けない」という暗示をかけているのです。

よく思い返してください。
小学校の授業で先生は絵の描き方を教えてくれたでしょうか。
なにか「夏休み」とかテーマを与えて、どんなものを題材にするかのヒントはくれたでしょうが、基本自由に描かせてくれましたよね。
それでも子供のうちはオトナが褒めてくれるので、ヘタだとは思ってない(笑)
「子供の頃はうまかったんだけどね」

授業で描く機会がなくなり描きたい気持ちが萎えてしまった人たちは、描かないままオトナに。人への説明のために描いた絵はヘタクソすぎて意思疎通できないレベルに(笑)。
つまり、描き方を知らない上に、描かかない時間が長ければ長いほど描けなくなるという
ことです。

「描けるようになりたい」という気持ちが大事

今まで延べ300人以上教えただろう私ですが、中には壊滅的に(笑)描けなかった方も正直いました。でもそこでショックを受けて「やっぱり私には才能ないや」とやめてしまうか、少しでも自分のやる気に火をつけて「また参加したい」と思うかが、分かれ道かと思います。

「描けるようになりたい!」と本気で思ってくれるなら、私は心を込めて「描ける人」へ導きます。そのための「つきっきりレッスン」ですから。むしろ俄然萌えます(笑)。
WAKUWAKUスケッチは「描いてみたい人」というよりは「描けるようになりたい人」向けのお教室と位置づけています。
様子見のために単発参加でも全然良いのですが、1回参加しただけで自分の能力に見切りをつけないでいただきたいんです。
視点を変えればヘタも「個性」となり得ると私は考えています。

私自身も水彩色鉛筆を使ったことがないまま「自称絵描き」をスタートしたので、最初はドヘタでした。描き始めた当初の作品は今はもう見たくないくらいのものも(笑)
10年以上、描き続けたからやっと今のレベルに達しましたが、これも描きたい気持ちが続いたおかげ。
今でも描けば描くほど迷いがなくなり、タッチが変化→新しい魅力が生まれるので、進化は続いていると感じます。

アゲて褒めて個性に気づく

参加される方の経験やペースを意識しながら、ひとりひとり対応させていただくのはもちろんのこと、もう一つの大きな特徴は「褒める」です。
レッスン中や「アドバイスタイム」で、私はみなさんのやる気に火をつけるべく褒め言葉を連発します。でもそれはけしてお世辞ではありません。
私はみなさんより経験を積んでいますから(笑)その方の手技や作品に魅力を見つけるのが得意。ぜひ、ご自身の個性=魅力に気づいていただきたくて言葉にしています。

全員に同じモチーフを描いてもらって並べてみると、いつも感動するのですが。
「みんな違ってみんないい」。全然構図もタッチも色味も違うのに、それぞれステキなんです。それがわかるとみなさんホッとした表情に。
上手に描くことを目指すのではないので、他の人と比較して落ち込む必要はありません。みなさんの作品には必ず個性=魅力があります。それを見つけ伸ばしていくために、このレッスンがあるのだということを忘れないでください。

作品を自画自賛+自慢する

心向きは絵に現れてしまうものなので、リラックスしながらも気持ちをアゲて楽しく描くことが大事。そのためにも「自画自賛」がおススメ。特にレッスン後、その日描いた作品を家でまた見てみること。それも少し離れて。あら不思議!結構イイ感じに見えるんです。
「この部分は良く描けたな」「一番のお気に入りの絵が描けた」「最近ちょっと成長したかも?」「先生が言った通りこれは得意かも」「私って結構うまいじゃーん」と大いにイイ気になっちゃうことです。そしてSNSで公開したり、身近なヒトに見せること。
まず間違いなく誰かは褒めてくれます(笑)

たとえ思うように描けなかった日があったとしても、どこか一つだけでも自分の作品を褒め、良くなかった部分は次回への目標にするクセをつけましょう。
そのうち私が何か言う前にどこを指摘するかわかるようになるはずです。

このように実体験を活かしてみなさんの個性を見出し、描くことの楽しさをお伝えすること。そしてそれがみなさんの日常の癒しや潤いや刺激になること。WAKUスケの目指す目標はコレに尽きます。